ザ・ベッカム

 【チェスター(英国)12日=森昌利】貴公子が“故意の警告”を認めた。W杯欧州予選でろっ骨にひびが入るけがを負ったイングランド代表主将デービッド・ベッカム(29)=レアル・マドリード=は11日、負傷直後に受けた警告について、けがを悟った上で、あえて累積警告による出場停止を狙い、警告を受けるようなプレーをしたと認めた。12日付の英各紙は前代未聞の発言を大きく取り上げ、新たな出場停止処分が科せられる可能性があると報じた。

 「一部の人間は、僕に脳みそがないと思っているかもしれないが、僕にはそれがある」と“自画自賛”したベッカムだが、この発言が「故意のプレーの自白」と取られ、新たな処分が科せられる可能性は大きい。同戦で華麗なミドルシュートを決めた貴公子は、自身の発言の重さに気付いていないのかもしれない

 「一部の人間は、僕に脳みそがないと思っているかもしれないが、僕にはそれがある」