本日のライブドア

ライブドアニッポン放送株式の過半数を取得しそうです。
個人的な見間違いとして、ニッポン放送サイドとしては、あれほどの異常な新株発行権を付与するといった時点で、何がしかの隠し玉を有しており、差止め請求を恐らく棄却できるのではないかと想定していましたが、まったく違いました。従って、私の想定以上にライブドアに有利に状況は推移しています。
しかしながら、これは局地的な戦闘でライブドアが勝ち星を積み上げているという状況であり、総合的に判断すると、フジテレビ及びニッポン放送が優位であるとの見方に変わりはありません。


これからはいわゆる消耗戦に突入します。従って、各々の有する物量が勝敗を決することになり、この観点からは、より多くの経営資源を有している方が優位に立つことは容易に想像できます。


懸念すべき点は、これまでトップ同士の空中戦で済んでいたものが、これからは従業員を巻き込んだ白兵戦に突入するということです。
孫子が言うように、戦は謀略により決すべきもので、実際に城を攻めるのは下の下の策であります。


結論として、破滅的な競争に陥って、お互いが甚大な被害をこうむる前に、この時点て手打ちをすべきであると思います。