損切りは素早く、利益確定はじっくりと


「株がうまい人間はサイコパスかも」
http://excite.co.jp/News/odd/00081127235137.html


非常に良くわかる。
良くある期待値の話。


①儲かる可能性がある場合
A:必ず700万円もらう。
B:とりあえず1000万円もらう。でもクジを引いて2割の確率でボッシュート


②損する可能性がある場合
A:必ず700万円の損が出る
B:1000万円の損が出る。でもクジを引いて2割の確率でチャラ。


普通の人間だったら①はA、②はBを選ぶ。うん、俺もそう。でも確率を考えると真逆だったりするという話。


株でも同じ傾向があって、ちょっと上がるとすぐに売りたくなってしまう。逆に下がった場合にはいつか上がるだろうと根拠レスな期待を抱いてしまいがち。結局は火の手がスゴイ勢いで広がるのを放心状態で眺めるだけなのだが。わが国を代表する大銀行の優秀なおじさんたちがよってたかって不良債権を大量生産した仕組みがこれである。結局、人間は損することが大嫌いなのだ。


要するに、相場を張るときには、感情というものはとても邪魔なものである。従って、優秀なトレーダーが実は機能的サイコパスだったとしても、「ヤッパリwww」と納得してしまったりする次第。