西村極右政党ヲ望ム


選挙結果がエライことになってしまって、やれ劇場型だの独裁だのと負け犬の遠吠えがうるさいのだが、本質は民主党の自爆だろう。敗因としては、①マニフェスト勝負に持ち込んだのが逆に不利にはたらいた、②民主党の方が遅れてるというイメージが付いてしまったことなどが大きいと思う。

①については、民主党マニフェストは明らかに急造で、「いや、そんなのできっこないじゃん」というのが完璧に見透かされてしまい、共産党にも後ろから刺されるという犬も食わんようなステキな内ゲバが発生してしまった。リーダー企業をチャレンジャーやフォロワー企業が抜くためには、一点突破で明確な差別化を図ることがセオリーと言われている。民主党にとって今回は「年金」がそれにあたったのだが、ちょっとお粗末なプランでしたなあ。


②については、自民党橋本派に続き亀井派を追い出して挙党体制を作ったのに対し、「民主党って旧経世会社会党の寄り合いだし労組に縛られてるし改革なんて無理じゃないの?」と有権者から疑念を持たれてしまった。


まあ合併合併で図体だけでかくなったパッとしない大企業が突然なんの根拠もないバラ色の事業計画を出してきて「さあどうですか」と言われたようなかんじなのだが、そんな株を誰が買うんじゃと考えるとそりゃ負けるわな。


民主党においてはしばらく時間ができたので、民間のコンサルでも使って日本の問題点を徹底的に洗い出してキッチリとしたマニフェストを準備して、できれば旧社会党を追い出して、しっかりした野党を作っていただきたい。
でも岡田さんの後は誰になるんだろう?世の中のイメージは必ずしも良くないが、小沢さんは個人的に好きなんだよなあ無理かなあ。