ネット企業は恐竜の夢を見るか

激しくどうでもいいことの一つに、楽天騒動というか、ネット企業のメディアもしくは野球団争奪戦が盛り上がっている。ついにUSENまで出てきちゃったじゃないか。
これらのやんちゃな企業群は、M&Aを活用して、最先端の経営を行っているように報道されている、というか当人達はその気マンマンなんだろうが、ホンマかいな。


本質的には「無謀なコングロマリット化」、「果てしない同質化競争」という団塊の世代のおじさん達が苦労したいつか来た道を繰り返しているのではないかとも思うのだが、大丈夫か。


「ネットによるシナジー効果を考えると昔とは違う」と言われれば、そりゃそうですねといわざるを得ないのだけれども、それでもインターネットという単語により過度にお化粧がされている感は否めない。
数年後には不採算部門の投げ売り合戦で投資銀行がまた儲けちゃう事態も容易に想像できるのでニヤニヤしながら見守りたい。


ところで、中立性や公平性が重要とされるポータルサイトが、顧客を囲い込もうとするのってちょっとおかしいんじゃないかとも思う。スイッチングコストも異様に低いので、そんなに金を突っ込んでも大したリターンは期待できないんじゃないだろうか。ということはやっぱりグーグルがいいのかなとも思ったりする。