放蕩


なにやら弟が結婚するらしい。ばかだなあ。でかした。これで我が一族のDNAは後世に残るであろう。従って我が人生に一片の悔いも無くなった。うむ。


問題なのは先方のバカ親がノリノリで相当派手な披露宴を挙行するらしいことである。愚弟は貯金もないので、結局年金生活者である愚弟の両親に頼るらしい。仮に私が出席したならば、さわやかな笑顔とともに愚弟と愚弟の配偶者とそのバカ親の甘さを空気も読まずに激烈に糾弾してやろうと固く心に誓う次第である。グフフ。


しかし最も大きな問題は、私がこの情報を得た時点では、既に結納まで終了し、披露宴まで待ったなしという状態になっていたことである。あっはっは。