中国に金を捨てに行こう

中国ヤヴァイ本を読んだ。


そしたらThe Economistにも中国の銀行の特集が載ってたのだが、A great big banking gamble と、どこのベンチャー企業の話ですかと言わんばかりの表題が付けられていた。


このように立て続けに話題が出るということは、要するに中国の銀行のやばさをお前らもっと知るべきですという状況になりつつあるということだろう。


中国では、企業自体のコンプライアンスが全くなってない上に、銀行の融資能力も皆無であるため、すんごい数の不良債権があるらしい。


実際、中国企業は、えらい勢いで業績を伸ばしているのだが、ユニット当たりの生産性はとても低く、要するにマシンガンのように人民と資金を投入して無理やり売上を作っている状況である。この結果、銀行がとてつもない不良債権製造メーカーとなっている模様。
笑ったのは、中国の銀行の地方支店は、中央銀行の県庁オフィスみたいなところから直接金を引っ張れるために、まったく本部の言うことを聞かないということである。"Branch managers are kings in China."中国の愛すべき賄賂文化も考えると、不良債権がなんぼあるのかって、実は当事者も解ってねえんじゃねえかという信じられない状況にあるらしい。


普通だったらニヤニヤ笑ってればいいのだが、やばいことに中国が誇る四大銀行が続々と株式上場を行う模様。まあ、国がえらい勢いで資本を注入したため昔よりはましになっているらしいのだけれども、そうは言ってもきな臭い。


ついこないだ先陣を切って、中国建設銀行が上場したのだが、公募価格と同値で引けたところを見ると、やっぱりみんな気持ち悪いのだろう。ぶち下がればいいのに。 まあ中国がこけるとわが国も大変なので、ほどほどに頑張っていただきたいものだ。


http://www.excite.co.jp/News/economy/20051028075700/JAPAN-192237-1_story.html